冬場の疲労感「冬バテ」はALAで解消
◉ 疲労回復力の低下によっておきる「冬バテ」
「朝、体が重くてだるい」「疲れがなかなか取れない」
冬によく感じるこれらは、よく聞く「夏バテ」ならぬ「冬バテ」というもの。
この冬バテは、寒さによって血液循環がうまくいかず体内の活動に必要なエネルギーがうまく作られなくなって不足し、疲労回復力が低下することでおきてしまいます。
そんな冬バテが起きてしまう冬場こそ元気な体を目指したい。そんな時は、エネルギー生産の役割を担うミトコンドリアの活性化が必要になってきます。
私たちの生命維持や活動の源になるエネルギーは、細胞のミトコンドリア内で糖を変換・燃焼して作り出されます。つまりカラダを元気に保つには、ミトコンドリアの機能が活発なことが重要となります。
ミトコンドリアで活発にエネルギーが作られるためには、糖をうまく変換・燃焼させなければならないのですが、このときにミトコンドリアのはたらきを支えるのがALAなどの成分です。
ミトコンドリアでエネルギーが作り出される仕組み
エネルギーが作り出されるまでには、3つのステップがあります。
①まずは、食べ物から取った糖を細胞へ運ぶ過程です。食物から摂取される糖は、血管を通して体中の細胞へ運ばれていきます。
②次に、細胞に運ばれた糖を燃焼しやすい成分に変換する過程に入ります。細胞にたどり着いた糖は、いくつかの過程を経てミトコンドリアが体内のエネルギーを生成するのに必要な成分へと変換されます。
③最後に、糖から変換された成分がミトコンドリアの中で燃焼する事によってエネルギーを大量に生産します。こうして糖は最終的にエネルギーへと変わるのです。
◉ ALAはエネルギー生産の最終ステップのカギとなる成分
上記で説明したミトコンドリア内でのエネルギー生成の過程において活躍するのが、疲労回復成分というものになります。エネルギーを効率よく生成するには、コエンザイムQ10、ヘム、シトクロムという成分が使われます。中でも、ヘムとシトクロムは、最も効率良くエネルギーを作り出す上で必要となる物質で、これらが不足するとエネルギーを十分に作り出すことができません。このヘムとシトクロムの原料となる成分が、ALAなのです。
このように、疲労回復に良いといわれる成分は、エネルギー生産の過程でそれぞれ作用する場所が異なるため、必要に応じて使い分けができます。その中でも、とりわけALAはカラダを元気に保つため、ミトコンドリアのはたらきを支える重要な成分といえるでしょう。