「最近疲れやすい…」 そんなあなたに知ってほしい! 「ミトコンドリア」と「ALA」の関係
◉ 年齢を重ねるごとに、疲れやすい体になるのはなぜ
30代半ばを過ぎ、40、50代と年々疲れやすくなる体。しっかり寝ているはずなのに、疲労感が抜けなかったり、午後になると脱力感が襲ってきたりと、慢性疲労に悩まされている方も少なくないようですね。
そもそも、年齢を重ねるごとに疲れやすくなるのはなぜでしょうか。そのカギを握るのが、「ミトコンドリア」。
ミトコンドリアについてもっと詳しく知ることで、前向きな毎日にチェンジできるかもしれません。そろそろ自分の健康と向き合いたいとお考えであれば、ミトコンドリアと健康を意識した生活を始めてみませんか。
◉ 体のエネルギーに深く関わる「ミトコンドリア」に赤信号
ミトコンドリアというと、名前は知っていても、それが自分の体でどんなはたらきをしているのか、よく知らないという方もいるのではないでしょうか。
私たちの体は、およそ60兆個もの細胞からできています。ミトコンドリアは、その細胞の一つ一つの中に数百~数千個存在する器官で、「アデノシン三リン酸(ATP)」と呼ばれるエネルギーを作り出す代謝のはたらきに関わっています。
例えるなら「細胞内のエネルギー工場」のようなもの。ですが、私たちの体は加齢によって、そのエネルギー生産量は徐々に低下していきます。メンテナンスをしない古い工場で生産性が下がるのと同じです。
ミトコンドリアでエネルギーの生産量不足が続くと、めまいや動悸、息切れ、そして慢性疲労の原因へとつながってしまいます。では、この「エネルギー工場の不調」をサポートするために、何かできることはないのでしょうか。
◉ ミトコンドリアを元気にする「ALA」に注目
ミトコンドリアの機能について、もっと細かく見てみると、エネルギー(ATP)作りのために、脂質や糖分を燃やす「ALA(5-アミノレブリン酸)」という物質が、大きく関わっていることがわかってきました。
ALAは、アミノ酸の一種で、エネルギー作りの際に酸素や糖を運ぶはたらきを担い、内側から活力を後押ししてくれる頼もしい物質です。さらに、疲労感を残しにくいようサポートしてくれます。しかし、ALAは17歳をピークに減少すると言われています。これが、エネルギー不足や、様々な不調の原因となってしまうのです。
一方で、ALAは多くの食品の中に含まれていますので、日々の生活から上手にALAを摂りいれていきましょう。
悩める日々を忘れて活き活きとした毎日を送るために、ALAで体をしっかりメンテナンスして、ミトコンドリアとALAのポジティブな関係を続けていきましょう。