生命活動の原点「代謝」に欠かせないALA

HOME　>　
ALAとは？　>　
生命活動の原点「代謝」に欠かせないALA

生命活動の原点「代謝」に欠かせないALA　

◉ 健康の維持は「代謝」がカギ

体に良くない、ダイエットに良くない……と分かっていても、おいしいものにはついつい手が出てしまいます。

食物に含まれている脂肪や糖は、食べた後、体内で燃焼して、私たちの生命維持や活動の源になるエネルギーを生み出します。その仕組みを「代謝」といいます。代謝の主なステップは、細胞内のミトコンドリアで行われます。このことから、ミトコンドリアは「細胞のエネルギー工場」と言われています。

同じ量を食べても、太りやすい人と、そうでない人がいるのは、代謝の良い・悪いがあるから。代謝が活発になることで、食べたものからエネルギーを生み出す活動が盛んに行われます。活発な代謝は体温の上昇につながり、免疫力向上や内臓脂肪・糖質の蓄積を抑えるなど健康な体の維持につながるほか、肌の保湿、育毛など、さまざまなはたらきが期待できます。

◉ ミトコンドリアの働き

ミトコンドリアは、生命活動に必要なエネルギーを生み出す場です。ミトコンドリアでは、食事からとった栄養と、呼吸で入ってくる酸素を使ってエネルギー（ATP）が作られます。作られたエネルギーは、筋肉を動かしたり、脳や神経伝達を働かせたり、消化器官を動かすなど、身体のあらゆる機能で使われています。

またミトコンドリアは、エネルギー生産工場であると同時に、古く不要となった細胞や異常を起こした細胞を取り除き、体全体をより良い状態に保つための司令塔でもあります。この機能をプログラムされた細胞死、アポトーシスと呼びます。ミトコンドリアの代謝が活発に行われることで、細胞の入れ替わりも正常に行われ、体を細胞レベルで若々しく保つことができるのです。

ミトコンドリアの活動が衰えてしまうと、老化が進むほか、古い細胞や変異した細胞が体内に残ったままとなり、がんなどの病気につながります。

◉ 代謝にはALAが欠かせない

ALAはミトコンドリアでの代謝＝エネルギー（ATP）づくりに欠かせない物質です。

ALAからできる「ヘム」「シトクロム」は、代謝の過程の中でも最も効率よくエネルギーを作り出す、最終ステップで使われる物質なのです。もしALAがなければ、ミトコンドリアはエネルギー（ATP）を効率的に生み出すことができなくなり、ミトコンドリアの機能低下につながります。

ミトコンドリアで働く成分では、ALAの他に、コエンザイムQ10、αリポ酸、クエン酸などが有名です。αリポ酸とクエン酸は、ミトコンドリア内の代謝の別のステップ（クエン酸回路）で使われています。コエンザイムQ10も代謝の最終ステップで使われる物質ですが、「ヘム」「シトクロム」の両方の原料となるALAは、さまざまな成分の中でも特に、ミトコンドリアの機能アップに重要といえるでしょう。

→「ALAとは」カテゴリに戻る