ミトコンドリアの機能低下が慢性的な疲れの一因に
◉ ミトコンドリアの機能低下が疲労に影響
「ちょっとした運動ですぐに疲れてしまう」「若い頃に比べて、疲れやすくなった」という場合は、ミトコンドリアの機能が低下している可能性が大。糖の分解をつかさどるミトコンドリアの機能が低下すると、エネルギーの生産能力が低下します。このため、少しの運動でも疲れやすくなってしまうのです。また、新陳代謝もはたらきにくくなり、たまった疲れを回復するのも遅くなります。
ミトコンドリアの機能低下は、ミトコンドリアでのエネルギー(ATP)づくりに必要不可欠な物質、ALA(5-アミノレブリン酸)が年齢とともに減少し、不足することによるものとされています。
◉ ALAがミトコンドリアの機能をアップ
ミトコンドリアの機能低下予防に役立つのがALAを体に取り入れることです。ALAは体内でも作られますが、10代をピークに体内での生産量は徐々に減っていくと言われています。そのため、年齢に応じて、ALAを含む食材(ほうれん草などの緑黄色野菜や黒酢、赤ワインなど)を積極的に摂取し、十分に体内に補うことが必要になります。きちんとALAを取り入れることにより、エネルギー(ATP)生産の効率が高まり、疲れにくい体へと導きます。
関連ワード : ミトコンドリア