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潤いが持続する肌の“内側”の力とは?

潤いが持続する肌の“内側”の力とは?

◉ 年齢肌の悩みには、潤いが欠かせない

年齢を重ねるごとに増えてくる、シミ、しわ、くすみ、たるみなどの肌の悩み。昔よりも効果の高そうなスキンケア用品を揃えて、丁寧にケアをしても、なかなか悩みが解消されず、「もう仕方ないのかな……」と諦めてはいませんか? 若々しく美しい肌に大切なもの、それは肌の水分量、つまり潤いなのです。

年齢肌の悩みの多くは、加齢に伴う水分量の減少が関係しています。健康で正常な状態の肌は十分な水分を保っていますが、加齢や生活習慣により水分が減少することで、肌の潤いが失われるのです。

潤いを失った肌は、ツヤや透明感がなくなるため、くすんで暗く見えてしまいます。また水分をこれ以上失わないために、肌の角質層が増殖して厚くなり、表面のキメが崩れて細かいしわができるようになります。放っておくと、しわ同士がつながって目立つようになり、やがて深いしわになることも。さらに、水分量が減ると肌のバリア機能が弱まり、肌の老化の原因となる紫外線の影響も受けやすくなります。

◉ 内側からの保水を意識して、潤いアップ

では、肌の水分量を増やすためには、どうすればよいのでしょうか。それには、外側からのケアに加えて、内側からの保水を意識することが重要です。肌の潤いをアップさせるためには、外側からのアプローチだけではなく、内側からのアプローチを見直す必要があります。

しかし肌の外側から与えられた水分だけでは、肌の水分量を持続的に保つことはできません。潤いを保った美肌をつくるためには、活力ある細胞をつくることが大切なのです。なぜなら、肌細胞の代謝が活発に行われることで、肌細胞の内側で生まれる「代謝水」が肌の水分量を増やすからです。

「代謝水」とは、私たちが食事から得た栄養を細胞内でエネルギーに変える過程で作られる水のこと。体内の水分量の保持や、肌に潤いを与えるなど、重要な役割を果たします。つまり、肌を内側から潤す水を増やすためには、細胞がエネルギーを活発に作り出す必要があるのです。

内側からの保水を意識して、潤いアップ

◉ ALAが細胞のはたらきを支えて代謝水を生み出す

エネルギーを作り出すためにはたらくのは、細胞内のミトコンドリアです。ミトコンドリアが活発にはたらくことで、エネルギーがたくさん作り出され、肌の潤いのもととなる代謝水も生み出される量が増えます。

日常生活で私たちが食べる食物に含まれる糖質は、体内で分解され、腸から血管を通じて各細胞に運ばれます。運ばれた糖は最終的に、ミトコンドリアの中で、エネルギーを作り出す代謝活動により、エネルギーと同時に代謝水を生み出すのです。

そのミトコンドリアの活動を支える重要な役割を果たすのが、ALAです。ALAはミトコンドリアでの代謝=エネルギーづくりに欠かせないアミノ酸の一種。細胞内で最も効率よくエネルギーを生み出す代謝の最終ステップには欠かせない成分です。

実際に、ALAの肌への効果を確かめるために行われた実験では、ALAの投与によって肌の保湿性、弾力性が大きく改善されたという結果も出ています。ALAがミトコンドリアのはたらきを活発にし、生み出された代謝水が肌の内側から潤いをもたらしたものと考えられます。

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